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2002年に購入したニューバランス・シューズを修理することに
2002年3月にアメリカ・サンフランシスコにて購入したニューバランス(NEW BALANCE)の「M1300CL」を購入後初めて修理することにしました。
M1300と言えば、誰でもが知っているブランド「ポロ・ラルフローレン」の創立者であるラルフ・ローレン氏が絶賛したことで有名なシューズであり、2002年当時大学生であった私はニューバランスのことなんて何も知らない癖に、"ラルフ・ローレン氏が絶賛した"ことだけにこだわりを持ち購入したのです。
ニューバランスのシューズの運命とも言うべき、ソール部分の加水分解が始まってだいぶ年月が経ち、ソールからは加水分解を起こした材質がぽろぽろ崩れ、シューズとしての機能を完全に失ってからも、愛着のあった「M1300」を捨てずに持ち続けていました。
まずは私のM1300CLの惨状を以下画像にてご説明します(画像だけですが、悲惨な状態がお判りになると思います)。
どうです?やばいでしょ!?
何年か前にニューバランスのシューズは修理できることを知り、また「M1300」を履けると歓喜したものの、結局それから直ぐに行動に移すことなく、この度購入から17年もの歳月が経てようやく修理に出すことにしたのです。
なお、ニューバランスのWEBページでは加水分解について以下の説明がなされています。
シューズのミッドソールに使用する「ポリウレタン(PU)」素材はクッション性、耐磨耗性などに優れていますが使用期間、使用回数に関わらず空気中に含まれている湿気などの水分の存在によって素材に経時変化(加水分解)が生じ、使用に耐えないほど劣化・変質・破損していることがあります。ポリウレタン素材の寿命は製造から3年~5年が目安となります。
※ただし使用状況によっては早まる場合がございます。
※高温・多湿の場所でのご使用や保管は避けてください。
※長期保管の後は着用前に必ずご確認ください。https://www.newbalance.co.jp/support/information/#life
ニューバランス・シューズの修理の流れ
まずは電話で修理の申し込み(0120-85-0266)
ニューバランスのWEBページでは、修理についての問い合わせは「お客様相談室」へコンタクトするように記載されています(2019年3月現在)。
取扱い店舗、修理のお問い合わせにつきましては、こちらのお問い合わせフォームではご回答致しかねます。お客様相談室 0120-85-7120 へお電話にてお問い合わせください。
弊社営業時間内でのご回答となります。
【営業時間9:30~17:00(土・日・祝日、弊社休業日を除く)】
当然、公式WEBページに記載されている電話番号にコンタクトすることになるのですが、オペレーターに修理依頼の旨を伝えると、別の電話番号を案内され、そこにコンタクトするよう指示されます。指示といっても決して命令口調などではなく、本当に親切丁寧な対応でした。
リペアサービス事務局
修理依頼用電話番号:0120 - 85 - 0266
この電話番号は修理を担当する部門への直通のようです。WEBページに記載されていない電話番号ですが、直接コンタクトしても問題無いと思われます。
リペアサービス事務局の対応もまた素晴らしい。
修理の受付なんてメンドクセーなんて微塵たりとも感じさせません。
高価であるも品質のよいスニーカーを修理して長く履き続けることがニューバランスの文化なのかもしれません。
リペアサービス事務局のオペレーターよりシューズの品番を最初に聞かれ、修理対象スニーカーであるかどうか確認されます。
修理対象シューズについては後述(下記画像参照)しますが、ニューバランス全てのシューズが修理対象になるわけではないようです。
私の「M1300」(正確にはM1300CL)は修理対象となっていて一安心。
その後、修理は「ソール交換」「ライニング交換」の2箇所(※)が可能なことを教えてくれたり、修理申込書の送付先等を聞かれたりします。
(※)修理可能な箇所は「ソール交換」のみか、「ソール交換」+「ライニング交換」のどちらかを選択することになります。当然料金も異なりますが、実費・時価価格ということではなく、料金は公示されています(2019年3月現在)。
- 「ソール交換」のみ:8,000円(税抜)
- 「ソール交換」+「ライニング交換」:13,000円(税抜)
しつこいかもしれませんが、電話を切るまで本当に気分の良い対応をしてくれ、こういった対応だけでもニューバランスファンになってしまいそうです。
修理依頼書を郵送にて受け取る
「リペアサービス事務局」にコンタクトしたのが2月4日(月)の14時半頃で、横浜市内の自宅に依頼書が郵送されてきたのが2月6日(水)でした。消印は「渋谷」。140円切手が貼ってある定形外郵便にて送付してくれました。
なお、修理依頼書の正式名称は「ニューバランスシューズリペアサービスご利用者様情報確認書兼修理完了品ご返却先確認書」といってちょっと長いですが、以下事項を記載すればOKです。
- 修理依頼日
- 品番
- 色
- サイズ
- 購入時期
- 購入店舗
- 修理内容
- 名前
- 住所
- 電話番号
以上を記載し、シューズを送付するケース等に一緒に入れるだけです。とても簡単ですよね?
なお、修理依頼書と一緒に「重要事項説明書」「品番別重要事項説明書」が同封されていますが、そこには修理対象モデルであったり修理にあたっての注意事項(同意事項)が記載されていますので、後々トラブルにならないようにするためにも必ず目を通すようにして下さい。
シューズの発送
従来はニューバランス直営店への持ち込みも受けてくれていたようですが、現在は宅配便による指定先への発送のみで受け付けているようです。
発送先は、兵庫県加古川市にある「ニューバランスシューズリペアサービスセンター」となっていて、ヤマト運輸の加古川八幡宅急便センターが気付(留)でした。したがって私は以前購入したVANSのシューズボックスに修理用シューズを入れ、クロネコヤマトの営業所に持ち込みました。
クロネコヤマトの営業所に持ち込んだのが2月10日(日)、リペアサービスセンターへの到着は2月11日(月・祝)です。
いつ修理が終えるのか楽しみですね!!!
いってらっしゃい!!!
まとめ【修理依頼編】
どうです?とても簡単な修理依頼ですよね?僅かスリーステップだけで修理依頼ができてしまうのです。
そしてニューバランスのオペレーターの対応がピカイチ。修理依頼からシューズの発送まで本当に何のストレスもなく進められました。
あとはソールとライニングが新品に交換されたM1300CLを待つのみです。以前は平気でかかと(ライニング)を踏んで履くこともありましたが、今後はしっかりと労わってニューバランスシューズを楽しみたいと思います。
17年前に購入したM1300CLの蘇りが本当に楽しみでなりません!!!
そしてシューズ自身も幸せに思ってくれているはず!!!
続編:修理から帰ってきたニューバランス「M1300CL」
本記事を投稿し約2か月後の4月中旬に修理後のM1300が手元に帰ってきましたので記事にしました。
どのような仕上がりとなったのか、以下リンクよりご確認ください。