ジブリ 小松基地 小松空港 映画

小松空港がジブリ映画ファンの聖地になる日も近い!?

投稿日:

 

 

小松空港に鎮座するジブリ映画ファン垂涎のお宝

過去に2回記事にしたことがあるのですが、石川県・小松空港にはジブリ映画ファンにとって垂涎のお宝が鎮座しています。

記事にしていたものの、これまで私自身が見たことが無く気にはなっていたので、石川県への観光ついでに小松空港まで足を延ばし「お宝」を堪能してきました。

ジブリ映画ファンにとっての聖地というと映画の舞台のモデルを想像されるかもしれませんが、小松空港がジブリ映画の舞台になっていた、という訳ではありません。

実は、ジブリ映画と縁がある方がデザインしたステンドグラスが小松空港内に鎮座しているのです。

ステンドグラスと言っても侮るなかれ、なんとその大きさは、高さ:約3メートル横幅:約7メートルにも達する巨大ステンドグラスなのです!!

圧巻でしょう!?

しかもこのステンドグラスのデザインを手がけたのは、かつてスタジオジブリに所属し、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の作品監督である米林宏昌なのです。

小松空港と米林氏に何の縁があるのか!?と疑問が残るのは当然ですが、米林氏は石川県の出身だったのですね。

石川県で生まれ、名門「金沢美術工芸大学」に入学し中退、その後スタジオジブリに入社した経歴の持ち主です。詳しくはWikipedia先生にお任せしますが。

小松空港に米林昌弘氏がデザインした作品が掲示された背景

では、どうして小松空港にステンドグラスを設置しようとなったのでしょうか?その裏側を探ってみたいと思います。

まず最初に、小松空港に芸術作品を設置しようとする動きは「公益財団法人 日本交通文化協会」が主導となり進められたようです。

当協会はパブリックアートの普及を目指し、全国の公共交通機関を始め学校や病院などのパブリックスペースに芸術品=アートを設置する運動を進めていて、何とその歴史は長く、過去70年間ものあいだに500点もの芸術作品が生み出され全国のパブリックスペースに展示されているようです。

私たちが普段気付かないだけで、生活している身の回りには多くのパブリックアートがあるのかもしれません。

このようなパブリックアートの取り組みは日本のみならず中国、台湾、韓国などの近隣国でも取り組まれ、フランスでは公共建築を建設する際に、総予算の一部(1%)を美術作品の設置・購入に振り当てることを義務付ける法律が成立しているのだそうです。

普段、特に駅などは移動に集中し周りを見る余裕がありませんが、気持ちを落ち着かせ周りを見ると普段の生活圏でも芸術品を見つけられたり、それを楽しむことができるのかもしれませんね。そのような心のゆとりが欲しいな。

そのような背景の中で、公共施設である小松空港にもパブリックアートを設置することになり、石川県出身者で日本を代表するアニメーターである米林昌弘氏にデザインの依頼がされたのです。

そして、そのデザインを形にしたのが「クレアーレ熱海ゆがわら工房」です。

この工房では日本交通文化協会の依頼のもと、全国のパブリックスペースに設置されたアート作品を数多く手がけているようです。

小松空港のどこで作品を楽しむことができるのか?

そして、2018年3月22日に小松空港にて巨大ステンドグラス作品である『蝶たちと戯れる大獅子』がお披露目されました。

日本交通文化協会のWEBページによると、当作品は小松市の伝統芸能である「子供歌舞伎」モチーフになっているようで、子供歌舞伎に出演する子供たちの躍動感や緊張感が米林氏の優しく温か味のある表情で引き立ち、見る人を和ませてくれます。

どこに行けば鑑賞できるの?

この作品は小松空港のターミナルに入るひとならば誰でも見ることが出来ます。

どこに行けば見られる?

 

 

 

  1. ターミナル1階よりターミナルに入る
  2. ターミナルの2階に上がる
  3. 2階に上がったら左側に向かう
  4. 国際線出発の待合室(出発ロビー)に到着
  5. 目の前に巨大ステンドグラスが現れます
小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)
小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)
小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)

小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)

小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)

小松空港「蝶たちと戯れる大獅子」(米林昌弘)

ジブリ映画ファンでなくとも鑑賞する価値が十分にある作品

この作品、米林氏がデザインしただけあって、ジブリ映画のキャラクターと同じように子供たちの表情が可愛い。時間を掛けて見ていても、アニメ映画のようにストーリーが詰まっているデザインなので飽きませんね。

ジブリ映画ファンでなくとも、また飛行機に乗るために小松空港に行くのでもなく、飛行機を撮影しに小松空港に行くのでもなく、ただこの作品を鑑賞するためだけの目的で小松空港に行く価値は十分にあると思います。

小松空港がジブリ映画ファンの聖地のひとつになるのは時間の問題かもしれませんが、ジブリ映画ファンでなくとも必ずや心に強く残る作品であることを私が保証します。

全国どこにでもあるパブリックアート

日本交通文化協会が進めるパブリックアートについて、私の住む町にもあるの??と気になるのではないでしょうか?

そんな場合でもアート作品の設置場所を簡単に調べることができるので、是非日本交通文化協会のWEBページより検索してみて下さい。

参考資料・記事

 









-ジブリ, 小松基地, 小松空港, 映画

Copyright© 蒼空に近づきたくて , 2023 All Rights Reserved.