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ハミングバードディパーチャーは2019年3月末には廃止される
羽田空港の冬の風物詩と言えば、飛行機がRWY 34Lより北風に向かって静かに飛び立つハミングバードディパーチャーですよね。

実は、このハミングバードディパーチャー離陸方式は2019年3月いっぱいで廃止になることが確定しています。

ハミングバードディパーチャー離陸方式をとった飛行機は羽田空港のお膝元の大田区上空を僅かながら飛行する為、住民からの"ウルサイ!!"との苦情により、大田区が国交省に廃止申し入れをした経緯があり、それが実現するかたちとなるのです。
2020年の羽田空港発着枠の拡大を機に新たな着陸方式が採用される為、大田区上空は飛行機が超低空飛行するというのに、早朝限定(と言っても実際の離陸時間は午前7時半頃)で且つたった数便のハミングバードディパーチャーを廃止して意味があるのか、と地元住民ではない私は考えてしまうのです。
ハミングバードディパーチャーが廃止されることで何が困るのか?
ハミングバードディパーチャーを行うことで快晴の日には富士山をバックとした写真を撮ることができるのです。
しかも午前7時頃の太陽の位置は撮影者の後方となる為、まさに順光での好環境な撮影に期待でき、純白の雪を被った富士山の輝きが更に増します。
こんなにも「絵」になる飛行機と富士山の組み合わせの写真が撮影できなくなるのは、本当にもったいないですよね。
羽田空港の風物詩、大田区の財産として、是非とも遺してもらいたい離陸方式です。
とは言っても3月末まであと僅かです。
北風であったとしても天候が優れないと富士山とのコラボは実現しない為、毎日毎日がラストチャンスかもしれません。
羽田空港展望デッキは2タミから1タミへ
ボーイングB747型機の政府専用機の退役を控え多くの航空ファンが羽田空港2タミに集まったと聞いています。
これから3月末までは1タミの展望デッキに多くの方々が集まる光景が思い浮かぶことができます。
富士山を背景に飛行機が静かに飛び立つハミングバードディパーチャーを目に焼き付けて下さい。
ハミングバードディパーチャーが廃止され決して困ることはないのですが、風物詩が無くなるというのは寂しいですよね?

ハミングバードディパーチャーの詳細
ハミングディパーチャー離陸方式や運用条件等の詳細については以下リンクをご参照頂きますようお願い致します。
なお、2019年1月現在、羽田空港の1日あたりの定期便は国内線出発が約500便、国際線出発が約120便となっています。
ハミングバードディパーチャーはその内たった0.3%の2機だけに許された激レアな離陸方式ですので、天候に恵まれ富士山をバックに見ることができる方は超ラッキーとしか言いようがありません!!!