遠くから見る岩手山はダイヤモンドヘッドと似ている(!?)
ここ最近、月に最低一度は岩手県を訪問する生活を送っているのですが、花巻市内より見える岩手山の形状がハワイ・オアフ島のダイヤモンドヘッドに見えてしかたがないことをどうしてもお伝えしたかったのです。
ただ、このことだけを言いたいがために記事にしてしまうくらい、ふたつの山は似ているといつも思うのです。
岩手県へ行かれる方、花巻市内から岩手山を見つけてみて下さい。
ヒントは、ダイヤモンドヘッドの形をした山です。
ふるさとの山はありがたきかな
ただ、両方の山をこうやって見比べてみると、似ているというのは少し無理がありますかね!? でもやっぱり似ている!
岩手に居ながらなんとなくワイキキビーチにいるような、そんな気分に浸れますよね?
以下は岩手県出身の歌人、石川啄木が岩手県の象徴とも言える岩手山を想いうたった短歌です。たった31文字のなかに、ふるさとを愛する気持ちが凝縮されています。
ふるさとの
山に向ひて言ふことなし
ふるさとの山は
ありがたきかな
時が経っても変わらない山の姿はふるさとのシンボルです。時代や周りの環境に飲み込まれる生活を送らざるを得ない私たちは小さな頃から見て育った情景に安心感を覚え、心の拠りどころにできるのは、ふるさとの山ですよね。私たちが歳を重ねてもその姿を変えないふるさとの山に感謝です。
空に吸はれし十五の心
そして、石川啄木のうたのなかで私が最も愛してやまないのが、不来方城(こずかた;今の盛岡城)を題材にした短歌です。
不来方の
お城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心
この歌は私の心に染み入ります。少年が城跡の草に寝ころんでいる情景がすぐに思い描けるのですが、「空に吸われし 十五の心」の場面は15歳の少年が将来の夢や希望に満ちた溢れた想いで興奮状態にある様子が伝わってきます。いつまでもこのうたを大切にし、(もうオジサンですが、、、)常に夢と希望を持って生きていきたいです。
どうですか? 石川啄木は1912年(明治45年)に若く26歳で病死(肺結核)していますが、現世代の人間の心をも打つうたを遺してくれたことに私は感謝しています。
では皆さまも、心の安らぎを与えてくれるふるさとの山や景色を大切にし、そして幼い頃に持っていた夢や希望をこれからも持ち続けて前を向いて生き続けて下さいませ。
参考資料