皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。ブログ記事は暫くの間おさぼりしていましたが、今年も皆様のお役に立てるような「なるほど」と思われる記事を書けるようにしていきますので、引き続き宜しくお願い致します。
さて、星野仙一さんが逝去されるという新年早々本当に衝撃的なニュースがありました。野球を愛する熱い人間性をもった方が亡くなるのは本当に残念ですが、星野さんが率いた当時のタイガースと人情味を溢れる星野さんについて振り返ってみたいと思います。
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2003年にリーグ優勝を決めた時、私は甲子園球場レフトスタンドにいた
阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた2003(平成15)年9月15日、私はまさに阪神甲子園球場のレフトスタンドに仲間のタイガースファンと陣取り、その瞬間を目撃しましたのでした!!
当時の観戦チケットを今でも保管しているのですが、その年は甲子園球場に7回通っていました。参考までに戦績は以下の通りなのですが、勝率は85.7%、平均得点は6.7点、平均失点は3.6点です。
- 4月26日(土):vs 広島 〇(13ー10)
- 5月18日(日):vs 読売 〇(6ー3)
- 7月19日(土):vs 広島 ●(1ー3)
- 8月3日(日):vs 中日 〇(7ー1)
- 8月30日(土):vs ヤクルト 〇(9ー3)
- 9月7日(日):vs 横浜 〇(8ー3)
- 9月15日(月):vs 広島 〇(3ー2)
9月15日は広島戦に勝利しこの時点でマジック1、ハマスタでの横浜 vs ヤクルト戦にて横浜が勝利し優勝を決めたのでした!!
一挙9点を奪い6点差をひっくり返す猛虎タイガース
そしてもう一つ忘れられない試合は4月26日の対広島戦ですね。8回の表終了時点で4-10の6点ビハインドでしたが、何と8回裏に一挙9点を奪いそのまま13-10で勝利したのでした。当時のスタメン打順は以下の通りなのですが、もう最強です!!負ける気がしませんね、星野監督様様です。
【4月26日のスタメン打順】
- 今岡(セカンド)
- 赤星(センター)
- 金本(レフト)
- 濱中(ライト)
- 桧山(ファースト)
- 片岡(サード)
- 矢野(キャッチャー)
- 藤本(ショート)
- 伊良部(ピッチャー)
愛情深き勝負師である仙さん
さて、私が大好きな「星野仙一」は勝負師だけであるのみならず、選手に対しても私たちの見える範囲においても深い愛情を持って接しているところです。人前で褒めることは最高のコーチングではないでしょうか。愛情深い人情味のある星野仙一さんが大好きでした。
私が特に印象にある選手に対する愛情表現は以下の2シーンです。
サヨナラ決勝打を決めた阪神・赤星選手への抱擁
ひとつは2003年にリーグ優勝を決めるきっかけを作ったサヨナラ打を決めた赤星選手に対する抱擁です。勝負を決めた選手の頭を抱えるような抱擁は愛情がないとできません。赤星選手、嬉しかっただろうなぁ。
岩手県沿岸部出身の楽天・銀次選手への日本シリーズ優勝時の抱擁
もう一つは楽天監督時に初優勝を決めた際、星野監督に抱擁を求める銀次選手に対してもまたもや頭を抱えるような抱擁をしました。銀次選手は岩手県下閉伊郡普代村という太平洋に面したところの出身であり、当然2011年の大震災時は津波が町を襲いました。
そんな中でも故郷を想い優勝を成しえた銀次選手は心の底からこの優勝が嬉しかったに違いありません。そして辛い状況下においても必死で頑張りスタメンに名を連ねる努力をした銀次選手に対し"よくやったぞ"との気持ちが伝わる抱擁をします。マー君の登場以上に感動してしまいます。星野監督のおかげで東北に感動と笑顔と勇気が与えられたに間違いありません。東北出身の妻を持つ我が身としても本当に感動的なシーンでした。
星野さん、多くの感動を有難うございました。
「星野仙一」は打倒巨人で燃える男である一方でとても愛情深い方であると断片的な映像を見ただけでもおわかりになると思います。あまりにも早すぎる死、そして突然の死でまだ信じられませんが、私の青春時代に甲子園球場で大きな感動を与えてくだっさった星野監督に心から感謝するとともに追悼の意を表します。有難うございました。
【参考】2003年阪神タイガース・ファンクラブ優勝記念特典

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