乗り物(航空機以外) 番外編

電車に乗る皆さま、この音が何だか知っていますか?

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電車に乗車する人であれば足元から「タタタタタタタタ」や「タッタッタッタッタッタッ」や「ガタガタガタガタガタ」や「ゴトゴトゴトゴトゴト」という音を聞いたことはないでしょうか?レールとレールの継ぎ目を通過するときの一瞬のゴトンではなく連続した音です。下のYoutube「京急ゴトゴトゴトゴトゴト」にて確認できますので聞いてみてください。

京急の車内で聞こえたゴトゴトゴトゴトゴト音

京急の車内で聞こえるゴトゴトゴトゴト音は明らかに異常音だと思いませんか?こんな音聞いたこと無いぞという方は是非電車内で聞こえる音に集中してみてください。私はこの音が聞こえる度にこの電車は脱線してしまうんじゃないかと不安になったりもするのですが、どうしても気になりだしたので調査することにしました。

静かな東海道線の車内音(京急の車内音と比較のために)

一方で同じ日同じ時間帯に乗車した東海道線の車内での音は下のYoutubeにて確認できますので聞いてみてください。

ゴトゴト音の原因が判明しました

こんな時にお世話になるのはやはりGoogle先生なのですが、「電車 車輪 ゴトゴト」というように検索すると一発で原因が特定できました。

このゴトゴトゴトゴトゴト音の発生理由はやはり車輪にあったのですが、車輪の変形により発生する「異音」になります。その異音の発生原因は丸い車輪の一部が平らになってしまうことで丸い部分と平らな部分の境目に角が立つことで、その角とレールが擦れる際に出てしまう音なのだそうです。

ゴトゴト音の発生原因は車輪の変形だった

ではどうして車輪が平らになってしまうのでしょうか?

それは、電車がブレーキを強くかけた際、車輪がロックしたままレールの上を滑走することで車輪とレールの摩擦により車輪の金属が削れることで平らになってしまいます。この傷のことを滑走傷と言うそうです。そのまんまですね。

なお、滑走傷を直すには車輪を研磨するしかないのですが、そうなると円周も変わってしまうために、その車両のすべての車輪を同じ円周にしないといけないそうです。したがって電車の運転手は車輪がロックしないように、つまり滑走傷を発生させないようにブレーキを掛ける必要がありますので、雨の日や通勤通学時の車両が重くなる時間帯のブレーキ操作には慎重さが求められるのかもしれません。

修理コストと遅延リスクのどっちを選択するのか

京急の車内で聞こえたガタガタガタはまさに滑走傷であり、何らかの理由で急ブレーキを掛けた際にできた傷なんでしょうね。ちなみに京急は多頻度で車両を後退(バック)させているイメージがあるのですが、滑走傷を直すためにメンテナンスに入いり余計なコストを掛けるよりも電車が遅延してでもバックさせる方を選んでいるのでしょうかね?ちなみに下の画像はガタガタ音が発生していた京急の車両です。ただしこの滑走傷はブレーキ操作が原因のひとつとして考えられるため、京急だけではなく、どの車両にも発生する可能性は大いにあるのではないかと思います。

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京急電鉄完全ガイド (NEKO MOOK)

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