台風21号の影響をモロにくらってしまったマレーシアのLCCであるAir Asia X(D7)のD7522便/21Oct(機体登録番号:9M-XXG)はC 滑走路(RWY 34R)へのアプローチを試みるも、羽田空港の上空約400メートルをかすめその先に向かったのはセントレアでも関空でもなく何と韓国のインチョンでした。
台風回避のために日本海まで飛行し東京を目指す
クアラルンプール出発時点でダイバートする空港(今回はインチョン)は決まっていたのでしょうが、まさか乗客は本来の目的地である東京の上空まで到達しながら、まさか韓国に向かうとは思ってなかったでしょうに。
しかも、当機は台風の影響を避けようと通常の飛行コースより大幅に離れた日本海にまで出てわざわざ遠回りしてまで東京に向かおうと努力していたにもかかわらずです。
なお、当便は出発当初より台風の影響を考慮して燃料を多く積載していたはずなので、その分ペイロードとなる貨物重量は減らされたものと想定できます。
通常の飛行コース(KUL - HND)
今回の飛行コース(KUL - HND)
この便に関係する皆さまには本当に同情してしまいます。長旅おつかれさまでした。