蒼空に近づきたくて

航空業界に生きるアラフォーサラリーマンが航空業界に興味を持ってくれる方々の為に航空機運航に関する豆知識をお伝えしていきたいと思っています。特にニュースとなる航空関係の話題を深堀りし背景等を解りやすく解説するように努めます。航空機運航には多くの「どうして?」が付きまとうので、皆さんの疑問のヒントになれるようなブログサイトを目指していきたいです。

多くの人たちを魅了したマリンジャンボ

1993年9月12日の羽田ー札幌間の運行に公募でデザインが選ばれたマリンジャンボ(B747-400D/JA8963)が就航しました。この就航を皮切りに1995年5月末の運行終了まで日本の空をマリンジャンボが飛び回り多くのひとを魅了しました。

なお、マリンジャンボはその名の通り"ジャンボ"機であり離着陸可能な空港が限られためマリンジャンボの小さいバージョンとしてマリンジャンボJr.(マリンジャンボ・ジュニア/B767-300/JA8579)が設定され1993年12月1日の羽田ー富山間で就航が始まりました。

マリンジャンボが運航されていた1993年当時は、今やアラフォーとなってなってしまった私は14歳であり、その頃の私の飛行機ファンとしての活動拠点は小松空港でした。小松空港はジャンボ機も就航できるキャパシティが備わっていたため、「マリンジャンボ」および「マリンジャンボJr.」の両方とも楽しむことができました。

マリンジャンボのデザインは公募で選ばれた

ANAの累計搭乗客数が5億人を突破したのを記念しANAが「君の夢をジャンボにしたい!」というテーマのもとスペシャルマーキングを一般公募しました。結果、当時小学6年生だった大垣友紀恵さんがデザインした『空飛ぶ鯨』が2万点を超える応募作品の中から最優秀作品として選ばれ、ANAにてマリンジャンボと名付けされました。

マリンジャンボをデザインした大垣友紀恵さんとは?

当時小学6年生だった大垣友紀恵さんの作品がジャンボ機の全面を覆う巨大なキャンパスに描かれたことが、彼女がこれから歩もうとする人生の動機付けとなったかもしれません。現在大垣さんは企業マスコット等も手掛けるアートクリエイターとして活躍しています。

【大垣さんのウエブページ】

YUKIE DESIGN

なお、大垣さんとANAの関係はその後も続き、2008年にANAが参加したアジア最大の熱気球大会「2008佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」で使用した熱気球のデザインも手掛けることになりました。

ANAプレスリリース】

https://www.ana.co.jp/pr/08-1012/pdf/08-134.pdf

NHKおはよう日本」】

さよなら“ジャンボ機”|特集まるごと|NHKニュース おはよう日本

ホノルル線に導入されるA380型機のデザインも一般公募によるスペシャルマーキング

ANAがホノルル線に導入予定である世界最大の航空機A380型機のデザインも一般公募されましたが、2,197点の中から選ばれたのは増岡千啓さんがデザインした『ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌ(ウミガメ)の親子』でした。

ハワイの海のように温か味のある色使いや親カメと子カメが寄り添うデザインは多くのひとに受け入れられるのではないでしょうか。

ANAプレスリリース】

A380型機 特別塗装機が「FLYING HONU」に決定!|プレスリリース|ANAグループ企業情報

【Aviation Wire

ANAのA380、デザインは「空飛ぶウミガメ」 成田-ホノルル19年就航

羽田空港には就航できないA380型機

ANA羽田空港A380型機を就航させたいところでしょうが、超過密空港である羽田空港では着陸態勢に入る航空機はそれぞれが一定の距離を保ち降下を続けるのですが、A380型機はその巨大機体ゆえ後方乱気流を発生させることから"一定の距離"を維持することができず効率的な航空管制ができないとの理由で定期便運用の実現は困難なようです。

なお、2010年10月にはAirbus社塗装のA380がスポットのフィットチェックのために羽田空港国際線ターミナル飛来しており107番スポットにはA380型機が駐機できる仕様となっています。また過去にはサンフランシスコー香港線を飛行していたシンガポール航空(SQ001)が急病人発生のために羽田空港ダイバートした実例があります。その際は航空局の「Follow Me」車が滑走路からスポットまで誘導しました。

マリンジャンボのその後、、、

マリンジャンボおよびマリンジャンボJr.は1995年5月末をもって運行終了となりましたが、その後それぞれの機体はどのようになったのでしょうか?

マリンジャンボ(JA8963)のその後

マリンジャンボとして活躍したB747-400D型機(機体番号:JA8963)の活躍記録を調べてみました。

  • 型式:747-481(D)
  • 製造メーカー:ボーイング
  • 製造番号:25647/991
  • 登録:1993年8月
  • 抹消:2011年8月
  • 抹消後状況:スクラップ

【JA8963の活躍記録】

機体記号 : JA8963 (全日空) 徹底ガイド | FlyTeam(フライチーム)

ということで、当機は18年間の短い一生をANA一筋で尽くしてくれました。18年間という機齢は航空機にしては短いですが、燃料効率が格段に向上した最新機種には適わない存在となってしまったようです。当機の最後のフライトについては「Airmanの飛行機写真館」をご参照下さい。

マリンジャンボJr.(JA8579)のその後

ではマリンジャンボJr.として活躍したB767-300型機(機体番号:JA8579)の活躍記録を調べてみました。

  • 型式:767-381
  • 製造メーカー:ボーイング
  • 製造番号:25659/520
  • 登録:1993年12月
  • 抹消:未(現役)

【JA8579の活躍記録】

機体記号 : JA8579 (全日空) 徹底ガイド | FlyTeam(フライチーム)

なんと、当機は現役でした!!この記事を書いている今も飛行しています!!機齢が24年も経っていますが、未だなお現役、しかもANA一筋とは感慨深いです。ANAの整備士の尽力の賜物でしょうね。

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14歳の私が撮ったマリンジャンボとマリンジャンボJr.

私のホームは小松空港でした。アルバムをあさっていたところ当時撮ったマリンジャンボとマリンジャンボJr.の写真が発掘されました。マリンジャンボはRWY 06へのアプローチ中のもの、マリンジャンボJr.はスポットアウトしRWY 06へタキシングしているところです。

何れの写真もプリントしたものをスマホで撮影(Googleフォトスキャン)したものなので画質等がかなり悪いですし、構図も素人そのものですが悪しからずご容赦願います。

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