蒼空に近づきたくて

航空業界に生きるアラフォーサラリーマンが航空業界に興味を持ってくれる方々の為に航空機運航に関する豆知識をお伝えしていきたいと思っています。特にニュースとなる航空関係の話題を深堀りし背景等を解りやすく解説するように努めます。航空機運航には多くの「どうして?」が付きまとうので、皆さんの疑問のヒントになれるようなブログサイトを目指していきたいです。

貿易

アメリカは自由貿易下でこそ国内産業の技術力を向上させ勝負すべき

いまアメリカで、トランプ大統領が自国産業を護るために海外から輸入する鉄鋼製品とアルミニウム製品にそれぞれ25%、10%の関税を課す輸入制限を発動すると息巻いています。 対象国が定かではないため、米国製ハーレーダビットソンやリーバイスに対し報…

見た目はヤバくてもメンテナンスが行き届けば航空機は安全に飛行できる

また飛行機が墜落してしまいました。旧ソ連時代に製造されたアントノフAN-26というロシア軍輸送機のようです。最近、ロシア機の墜落が相次いでいますね。 2018 Antonov An-26 crash - Wikipedia

海外への貨物緊急出荷時の頼みの綱はやはりJAL

ここ最近の2回にわたる記事にて日本航空はもうダメだ的なアンチJALっぷりを発揮していましたが、実は私の保有クレジットカードはJALカードですし、ここ最近乗った本邦系航空会社もJALなので、決してJALが嫌いという訳ではありません。(青組は20年前に搭…

ANA & NCAの業務提携によりJAL貨物部門は巻き返しを図れるのだろうか、、、(悲観)

ANAとNCAが業務提携を正式に発表した 全日本空輸(ANA)と日本貨物航空(NCA)の業務提携が2月26日に両社よりプレスリリースされました。 ANAとNCAによる戦略的業務提携の合意|プレスリリース|ANAグループ企業情報 NCA - 日本貨物航空 | NCAとANAが戦略…

ANAはボーイング777型貨物専用機を導入しつつも日本貨物航空と提携するのか?

全日本空輸(ANA)が2018年2月1日に『2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略について』を発表しました。 2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略について|プレスリリース|ANAグループ企業情報 この中で5つのコア事業のうち「第3のコア」として位置付け…

【上陸対決】カメムシ vs 自動車 in ニュージーランド

日本よりニュージーランド向けに輸出された自動車を積載した運搬船にカメムシがいたとの理由で、ニュージーランド当局は接岸して取り降ろした自動車を再度積載させ領海外へ出るよう指示した、という報道がありました。

輸送需要が旺盛になるであろうSmart Luggageの貨物輸送を禁止とした日本航空の英断

日本航空の貨物部門がリチウム電池を内蔵したいわゆるSmart Luggageを貨物として受託および輸送しない方針を決めたようです。この決定に至った経緯について、リチウム電池の危険性とともに説明します。

航空会社のコスト低減に貢献する「航空会社事務業務」受託会社の役割とプライド

海外に航空機にて輸出される貨物は貨物ターミナル内にある保税蔵置場に搬入されますが、この貨物ターミナル内では保税蔵置場におけるULD積み付け荷役作業のみならず、航空機の運航にはとても重要な事務作業を行っている部門があります。この事務業務無しでは…

航空機にて輸出される貨物の税関関連業務

航空会社が運航する航空機には旅客と貨物が搭載されます。旅客は旅客ターミナルにてチェックインの後、イミグレーションを通過しゲートへ向かい航空機に搭乗の流れになります。では貨物の流れはどうなっているのでしょうか、今回は税関への申告の観点で説明…

国際物流のプロであるフォワーダーが儲けるカラクリ

航空貨物代理店(フォワーダー)や商社、メーカーの国際物流部門に配属されたばかりの新入社員にとってなかなか理解しづらいのが混載AWBとストレートAWBの違いではないでしょうか? それぞれのAWBの役割が解りやすいように説明したいと思います。 // AWB(Ai…

保税展示場は日本国民の知識・好奇心を育む役割を果たしている

2017年10月後半に開催された東京モーターショーについてはまだ記憶に新しいところですが、このようなモーターショーで展示されている車両は世界中のモーターショーでも展示されており世界中の自動車ファンを楽しませてくれます。 2017年の東京モーターショー…

国際線機材が国内線にも使用されることを事前把握のうえ実行された金塊密輸事件

金塊を密輸しようとしてまたもや逮捕者が出ました。金塊を密輸しようとする企みがなぜ起きるかというのは簡単に言うと以下の通りです。 通常手続きで貨物を輸入する際は関税+輸入消費税が課税されます。貨物の種類によっては関税は免税となりますが、輸入消…

中国製偽スタバスマホケース販売事件と知的財産権保全を目的とした税関取締り

中国より持ち込んだスターバックスのロゴをあしらったスマホケースを販売し逮捕されるという事案が発生しました。逮捕された容疑者はその商品をアマゾンに出品し70万円相当を売り上げていたようです。逮捕された理由は偽物の販売でした。偽物の販売は権利者…

航空機での危険物輸送とベテランパイロットのブログ

業務提携しているX航空より以下の通知が私の勤務する会社宛てにありました。 本来はY航空でA空港からB空港向けに輸送されるべき航空貨物の危険物が、A空港からC空港向けにX航空にて輸送されてしまった。その危険物がC空港にて発見された。 この事象を受け、…

世界中を動き回る航空機や船に対するサポート体制

航空機と同様に船も世界中を航行しています。ただ、航空機と船で大きく異なるのは航空機(例えば旅客機)の場合は基本的に2地点間の往復移動ですが、船(例えば貨物船やクルーズ船)は世界中の港をグルっと回ります。では航空機や船が寄港先で物資の補給が…

iPhone Xを航空機で輸送することはできるのか?

リチウム電池を電源とする機器を旅客預け入れ手荷物に対する規制は厳しくなる一方ですが、同様に貨物としてスマートフォンを輸送する際の制限も年々厳しくなっています。例えば2016年にはSamsung製Galaxy Note 7の発火騒動があった際、各国の航空会社は一斉…

日本から象牙の密輸を企みまたもや中国人が逮捕されました

日本より中国向けに象牙を輸出しようとして中国人が逮捕されたという報道がありましたが、逮捕される背景について説明したいと思います。 先ずは報道内容より。 日本から中国に象牙を持ち出そうとしたとして、警視庁生活環境課は11月30日、中国籍で住所…

中国人留学生(22歳)が暗視カメラを輸出して書類送検された理由

国交省の防災ヘリコプターに使用していた米国製赤外線暗視カメラを廃棄処分としたものの中国人がオークションサイトで落札し航空貨物として香港へ不正輸出され当の中国人が外為法違反で書類送検された、との報道が本日ありましたがモノを海外に輸出する際の…

外来生物 vs 食の安全

皆さんが日頃から利用する近所のスーパーマーケットから外資系巨大スーパーにて輸入された野菜や果物を購入することができますが、貨物として「輸入」されるそれら農産物にも所定の諸手続きをとる必要があります。その一つが、旅客が海外より入国する場合と…

航空機に搭載されるコンテナの用途とは?

空港のスポット周辺にはトーイングカーが銀色の箱のようなものを運んでいますが、これをULDと言います。ULDとはUnit Load Deviceの略で、この中に貨物や旅客手荷物を搭載されています。例えば皆さんがチェックインカウンターで預けた荷物はソーティング場と…

輸出貨物の空港搬入カット時間を厳守しなければならない理由

フレイトフォワーダーにお勤めの方であれば気になっていることかもしれませんが、航空会社上屋の輸出貨物カット時間はどのようにして決められているのか、前回説明したWeight & Balance(ウエバラ)と絡めてお伝えしたいと思います。 一般貨物(非危険物、非…

羽田空港では風向き次第で貨物が搭載できなくなる!?

都心に至極近い場所に設置されている羽田空港ですが、都心から近すぎるがために風向き次第では貨物が予定便に搭載されないなんてことが生じてしまいます。特に冬場の北風時は要注意かもしれません。 では何故そのようなことが発生してしまうのか、検証してみ…

【航空貨物の基本】運賃適用重量はどうやって決まるの?

商社や物流企業、製造メーカーにて海外との物流に携わっている皆様、おつかれさまです。貿易実務の超基本編ですが、航空運賃の決まり方についてご説明しようと思います。 // 1. 運賃適用重量(Chargeable Weight)の決まり方 2. 実重量(Autual Weight)につ…

【関税法の順守】保税蔵置場倉主としての自主管理制度に基づく記帳義務

私は外国貨物を扱うことの出来る保税蔵置場を運営する企業にて中間管理職(課長と係長の間の役職)として勤務しています。最近、わが社にて関税法に抵触するような事象が相次いで発生した為、マネジメントレベルが税関に対し陳謝する事態となっています。 私…

攻めのユニクロ、超ハイテク値札でWin-Win

職場で着用する靴下は基本的にユニクロで購入する4足1,000円のものが殆どです。先日、新たに購入した靴下のタグを取ろうとした時に偶然発見したことを今回は述べさせて頂こうと思います。 さて、ユニクロの兄弟分であるGUの店舗で試験的にセルフレジを…